スーパー雑記

好きな事を書くぜ

娘の社交性に震えた日

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5歳の娘は「すき屋」が好きである。

美味しいのはもちろん、「すきすきセット」なるものにするとおもちゃがもらえるのだ。

定期的に「パパ今のおもちゃはなに?」とアンテナを張っている。

私も「すき屋」が好きなので、妻と娘と共にすき屋の牛丼を食べる時はとても楽しみである。

 

 

 

約束

ある家族3人でのお休みの日。

お休みの日には毎回お昼ご飯会議が開催される。

それぞれがなにを食べたいかを主張して、お昼ご飯の計画を立てるのだ。

その日は、私と妻が「中華料理」、娘は「すき屋」を主張。

私はどっちも食べたかったから昼食に中華料理、夕食にすき屋を提案した。

昼にのんびり色んな品を食べられる中華料理にして、夕食は明日も早いためサッと食べれて満足できるすき屋がいいだろうという作戦だ。

この案は無事採用されてお昼ご飯は中華料理を食べにいき、家族3人大満足した。

結構たくさん食べたので、なんとなく夕飯は本当に軽いものぐらいでいいかなという思考が私と妻の中にあった。過去お昼にたくさん食べるとなりがちな良くあるパターンなのである。

でもこの日は違った。

お風呂もすませてのんびりしていた20:00頃。

 

娘「すき屋食べたい」

 

との娘の主張があった。

そりゃそうである。約束をしたのだ。

すぐにでも買ってこようとしたが、現実的に食べ始めるのが遅くなってしまう。

悩んだ結果ダメ元で提案する。

 

パパが作る牛丼でもいい?

 

断られると思ったが、なんと提案は通った。なんと優しい娘。

とはいえ、美味しいものを作らないという問題が浮上した。

時間もないので、クックパッドですき屋風の牛丼のレシピを検索してロクに分量や工程を見ずに調味料をなんとなく確認して作り始める。

 

お前は川越シェフか!

 

このツッコミが合ってるかわからないが、自分でつっこんでいた。

サッと作り出して美味いもんが作れたら苦労はしない。

出来上がったものは、美味くはないが、まずくもないもの。

肉と調味料とご飯が見事に調和しないでそれぞれ独立した味を出した丼。

「肉と調味料とご飯の味がするね」というコメントが似合う料理が爆誕。

娘に申し訳ないと思いながら独立丼を提供する。

 

娘「美味しい!」

 

娘は天使だった。5歳にして気遣いができる凄さに感服。

父親が社交性0なのに対して、娘は82万ぐらいある。

 

娘に救われたが、今度はちゃんと本物のすき屋を食べようねと約束して就寝。

次の日、私は遅い仕事だったので一緒にご飯を食べれなかったが、妻が娘とテイクアウトですき屋の牛丼を食べさせてくれたようで、一安心した。

その際、こんなことを言っていたようだ。

 

娘「今日のすき屋も美味しいけど、昨日のすき屋も美味しかったね」と。

 

私の娘は5歳だが、社交性が860万あるようだ。