私は、現在東京に住んでいる。
東京の冬は2年に1回ぐらい雪が降るぐらいだが、雪が降らなくても寒いは寒い。
北陸や東北、北海道といった雪国で暮らしている人達からしたら、なんてことない寒さなのかもしれないが、私にとっては結構大変な寒さなのだ。
実はそんな冬を迎える前の秋頃、知人から良い冬装備を頂いた。
「もう着ないから」と言いながらくれたのは、ブランド物のしっかりとしたダウンジャケットだ。
見た目もかっこいいし、着るとしっかり暖かい。
「これで今冬は楽勝だ!」
なんて余裕をブッこいていたのだが。
大誤算。
冬なんてダウンジャケット着込めば無敵って誰か言ってなかたっけ?
全然無敵じゃなかった。
いや、正確に言おう。
上半身は無敵である。
下半身がノーガードであった。
誤解がないように言っておくと、ちゃんと何かしらは履いているぞ。
何かしらは履いているのだが、空気はスースー通すし、なんなら丈がちょっと短いから下から寒気が入り放題。
おまけに靴も通気性が良いから足先がめっちゃ冷えるときた。
詰んだ。
完全に詰んだ。
「いや暖かいズボンとか買えばいいだけじゃん」とか思っている人もいるだろう。
私の妻もそんなことを言っていた。
だが、私が「詰んだ」と言っているのはそういう「対策すれば大丈夫でしょ」ってことではない。
1月なのだ。
もう1月なのだ。
1月なんて新年を迎えてハッピーなことしか起こり得ないと思っている人が多いだろうが、罠もある。
その罠とは、これから暖かくなるのが予想される時期に防寒グッズを買ってたまるか!という心理を働かせてしまうのだ。
例えば、往年のパーティーゲームの桃鉄で考えてみてくれ。
1月の時点で赤マスが怖いのは当月の1月と次月の2月だけなのだ。
そして、すぐに決算になって4月になる。
そんな状態なら無理して目的地に近づくために果敢に赤マスに飛び込む必要もないだろう。
そういう感じなのだ。
世の中にはダウンジャケットだけで冬を乗り切れると思っている人達が多いだろう。
そんな人達に警告だ。
そういう感じだから気をつけて!
以上だ。