こんなに嬉しいことはない。
志村が亡くなって悲しんだ人がどれほどいるだろうか。
「若者のすべて」を聴くたびに泣く人がどれほどいるだろうか。
歌詞を見るだけで泣く人がどれほどいるだろうか。
なんかそんな人達が報われたというか、認められたというかそんな気持ち。
凄いのは志村であって、フジファブリックであって、私でもファンの人達でもないんだけど。
本当に嬉しい。
フジファブリックとの出会い
昔テレビ東京の「JAPAN COUNTDOWN」って音楽番組を良く見ていた。
鮎貝健っていうめっちゃいい声の人がナビゲーターをしていた。
その番組のエンディングで一時期かかっていた曲がフジファブリックの「赤黄色の金木犀」だった。
フジファブリックなんて知らなかったんだけど、その曲聴いて「なんだこの曲…良すぎる…」ってなってすぐにCDを買った。
後にわかるんだけど、私が元々大好きな「氣志團」と「フジファブリック」が昔から縁があって一緒のバイト先だったりと交流があったのを知って運命を感じた。
そして、すぐにフジファブリックは人気バンドとなった。
早すぎる死
2009年12月24日。
志村正彦29歳の若さで永眠。
急だった。嘘だろってなんども思った。
その日まで才能がある人が若くして亡くなるなんてのは、たまたまだと思っていたんだけど、この日からは考えを改めた。
理由とか理屈とかはわかんないけど、圧倒的な才能が早くに散るということは偶然ではないと。
未だに信じられないって思うこともあるが、確かに亡くなったのだ。
「若者のすべて」
「夏の終わりと言ったら花火だろ」って氣志團の綾小路翔は言ってた。
確か2003年の氣志團万博のラストだっただろうか。
特別な言葉ではない。日本人なら誰もが思う言葉だ。
そんな日本人が感じている夏の終わりを歌った曲「若者のすべて」
「若者のすべて」という曲名でこの歌詞って凄い。
正直、歌詞から「若者のすべて」という言葉に結びつきが私にはできない。
それは私の感受性のせいなのか、言葉を知らないせいなのか、曲を作ったことがないからなのかわからないんだけど、この曲は「若者のすべて」ってことには違和感はない。
理解してないんだけど、違和感がない。
未来の授業
教科書に掲載されるということは、この曲から何かを学べるということだ。
その何かは私にはわからない。
でも何かあるっていうのはすごくわかる。
叶わぬ夢だが、一度未来の授業を受けて「若者のすべて」から何を学び取るのかを試行錯誤したいところである。
漠然と勝手に日本の未来は明るいと感じた。
歓喜でしかない。