今は、特にスポーツをやってない私ですが、学生の時は、部活で身体を動かしていました。
小学校と中学校がサッカー部、高校がテニス部、大学はフットサルのサークルに入っていた。
泥臭いというか何というか。
所謂、土属性。
妻は、学生時代は水泳部一本。所謂水属性。
社会人になって「食パン部」に入った。
私は栃木県の生まれで高校卒業まで栃木で過ごした。
おそらく当時、栃木の学校にも「食パン部」はなかったであろう。
久しく栃木に帰っていないが、おそらく現在も食パン部はないだろう。
妻に食パン部の活動を聞いてみると、美味しい食パンを見つけたら、みんなでお裾分けしつつ情報交換をする部らしい。
ただ、コンビニとかスーパーで手に入る食パンではダメなようで、少し珍しい、所謂レア度も重要となってくるとのこと。
「セブンイレブンの新しいサンドイッチ美味しいよ！」みたいな情報は及びでないのだ。
今流行りの食パン専門店がより良いようで、なかなか高尚な部活なようだ。
栃木の田舎の高校にこの部活があったらさぞ楽しかったろうなと思考を巡らせてはすぐに思い直す。
市内のお店なんて限られてしまってすぐにネタが切れて友達の家で会議という名のスマブラ大会が開催されるのがオチだ。
それはそれで魅力的ではあるが。
現代に話を戻す。
最近の私は昔と比べて外食で冒険をすることが少なくなった。
そのため、新しい発見をする頻度は減った。
大きな理由はダイエットをしているからである。
「美味しい物＝カロリーが高い物」を食べる時は大切な日なのだ。
美味しい物を食べたいのであって、絶対に外したくない。
頑張ったことでのご褒美は明確に「あれが食べたい！」と飢えている。
その感情に抗ってどんな味かわからないものを食べて、後悔大爆発の場合はメンタルの立て直しがきかぬ。
圧倒的恐怖。
ついでにいうとご褒美じゃない時の食事もヘルシーな物に偏りがちで決まったメニューになるので、これまた発見が減る。
雁字搦め。ダイエットに良い商品のデータは揃うけどね。
新しい物に触れる機会は減ったがよく言えばデータベースが整ったとも言える。
嬉しいような悲しいような。
ダイエットが成功すれば解放されるが、道のりは長い。
そんなことを考えてた矢先、妻は入部した。
食パン部に。
急に。
「食パン部に入った」と。
？
何言ってるんだろ。仕事で疲れてるのかなと思ったがそうじゃなかったようだ。
「発見」という観点から見ると部活に入ることのメリットは強い。
なにが強いかって、部活の一環として考えると「あまり美味しくないなぁ」というものを引いても部に貢献できるのだ。
チームワークが育まれる。
何を食べても発見となってモチベーションを落とさずにチャレンジャー精神が半端なく上がる。
強い。
私は食パン部に所属してないが、妻が部活動で持ち帰ったパンを食べる機会がある。
部員の審査を潜り抜けたパンのため美味しい物が多い。
チャレンジや失敗をせずに成果物だけを頂くのも恐縮ではあるが、素直に嬉しい。
以前頂いたパンでラピュタっぽいパンを作ったことがある。
食パンはまずそのまま食べるのだが、そのまま美味いタイプ、少し調理することでポテンシャルを高められるタイプと様々だ。
上記の記事の時のパンは何もせずとも美味いが、調理することで美味さが増した。
元々のポテンシャルが高いと助かる。
といっても私は食パンのレシピのレパートリーがあまりない。
主食はお米派で自分からパンを買って食べるという機会がそもそも多くなかった。
それに、食パンにはバターとかぬれば美味いからね。
お手軽なのが売りの一つでもある。
米だって基本明太子やら高菜やら梅干しがあれば美味い。
というかそのままで美味い。
パンも米も元々のポテンシャルが高いことが影響して、新しい食べ方を模索するということになかなか至らなかった。
とは思いつつ。
折角、 良きパンが手に入るなら食べ方も色んな良き方法試したいという思いはある。
なんかもったいない食べ方をしているんじゃないかと不安になってくるのだ。
私の知らないところでみんな美味い方法で食パンを食ってるんじゃないか？と。
悔しい。
「サンドイッチしか知らないの？」と周りから言われているように感じる。
ホットサンドも知ってるわ！あとラピュタっぽいパン。
取り乱した。失礼した。
取り急ぎ食べたくなったのはコンビーフ焼いて、食パンに挟んで食べるやつ。
絶対美味いやつ。
あと美味いジャムとかバターとかも探したいなぁ。
欲ばかり出てきた。ダイエット中なのを忘れるなよ自分。
ということで長くなったが結論として私が言いたいことは、パンは子供のいる家庭の朝食に便利ってこと。それだけ。
