私は食事をしていてよく口の中を火傷する。
他の人の平均値がわからないので、自分が他人と比べて口の中を火傷する頻度が高いかどうかの客観的な判断はできないが、おそらく平均をより多い。
主な原因は、わかっている。
味噌汁は極力灼熱にするからだ。
灼熱の味噌汁をちびちび飲むのが美味いのだ。
代償は前述した通り、口の中を火傷するリスクが格段にあがること。
等価交換。
「ただ食べるのが下手なだけじゃねぇのか?」という説もあるが触れないでおこう。
ここからは口の中を火傷しながら食べるランキング2位の食べ物のもんじゃ焼きについて話す。
もんじゃ焼きはなぜ美味いのか
良くある話のネタの一つであるが、私は100:0でもんじゃ焼きが好き。
お好み焼きがまずいと言ってるわけではないので、お好み焼き派は私を見つけ出してひどい目に合わせるのを見合わせて欲しい。
まず、もんじゃ焼きとお好み焼きを比べてみると、お好み焼きはそもそも分が悪いのである。
どういうことかと言うと、お好み焼きはお惣菜としてスーパーとかでも良く見る。
お惣菜で見るということは、調理してから時間が経ってもそれなりの味のポテンシャルがキープできるということだ。
対してもんじゃ焼きはどうだ。
スーパーのお惣菜コーナーで見るか?見たとして買うか?
私は買わない。値引きシールが貼られた瞬間のパック寿司を買う。
まぐろ、あじ、いくら、えび等のバランス良く配置されているお寿司ね。
話が寿司に吸い込まれていってしまった。すまない。
だが、理解していただけただろうか。
お好み焼きともんじゃ焼きは戦っているフィールドがそもそも違うということだ。
お好み焼きの主戦場は幅広い。
様々な環境に対応できるがゆえに最高のポテンシャルが出せる時の印象が薄くなる。
器用貧乏というかなんというか。
マルチな能力で優秀なのに、それが裏目に出て目立たなくなってしまっている。
一方、もんじゃ焼きはどうだ。
もんじゃ焼きの主戦場は一択だ。鉄板の上のみ。
鉄板にこすりつけて口の中を火傷しながらワイルドに喰らう。
我々がもんじゃ焼きを食べる時に想像するのは常に熱々のもんじゃ焼きなのだ。
そんな訳でもんじゃ焼きは強い。
口の中を火傷しながら食べるランキング2位も納得だ。
というかそんな鉄板から直でやってくるもんじゃ焼きを抑えての1位はなんだ?
口の中を火傷しながら食べるランキング堂々の1位
それは、たこ焼き。粉もんは強いな。
たこ焼きの特筆すべき能力は、「保温力」
鉄板から離れても熱々を維持できる。
そんでもって生地がトロっとしてるから口の中で留まる。
一口で食べようものなら100%火傷する。
10割バッターである。
「なら一口で食べなきゃいいんじゃない?」と対策を練るものも現れると思うが、たこ焼き魔力があるのだ。
「一口で食ったらめっちゃ美味いだろうな」と誘う魔力が。
何度か一口で食べて後悔をしてやっと魔力に抗えるようになる。
人生経験大事。
ということでたこ焼きが堂々の1位。
おめでとうございます。
ちなみに3位は惜しくも小籠包。
たこ焼きと同じく保温力に定評があるが、最近は先にスープを出すという熱さ対策が美味しく食べる食べ方としても常識となってきており、この順位となった。
最後に我が家のもんじゃのおすすめを紹介。
もんじゃはお店でも美味いが、今は家でも簡単にかなり美味しく作れるのが本当に魅力なのだ。
トッピングは色々好みがあるから各々用意してもらうとしてマストで用意して欲しいのが以下のもの
これとスーパーとかで売ってる袋に入った千切りキャベツ。
もうこれで美味いが保証された。
あとめっちゃ楽。そして安い。
あとは前述した通り、トッピングには明太子でもチーズでもベビースターでも好きなものを用意して喰らうがよろし。
夕食の献立に迷った時は思い切ってもんじゃ焼きにするのだ。
後悔はしないであろう。
ただ、口の中を火傷しながら食べるランキング2位の猛者であることは忘れずに。
火傷には気をつけて。