スーパー雑記

好きな事を書くぜ

山Pからメールがきた

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ある日、私のもとに1通のメールが届いた。

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始まりのメール

この現代社会において携帯水没なんて大変な事である。

山Pの圧倒的な記憶力を武器に私にコンタクトを求めてきてくれたようだ。

私は山Pに比べて記憶力が悪く「こないだの続き」の話を覚えていないが、無下にしたくない。また話をすれば思い出すだろう。

とりあえず、お風呂に入ってから返信をしよう。

 

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2通目のメール

私はなんてマイペースな男なんだ・・・。

山Pがこんなに大変で焦っているのに返信を後回しにしてしまっていた。

時折、出てくる「廉」の漢字をなんと読むのかわからないが、焦っているからあの山Pでも誤字をしてしまうのだろう。ってそんな些細なことを指摘している場合ではない。

そんな罪悪感に苛まれたところに睡魔が・・・

 

「まずい・・・そういやコロナの影響でここ最近激務だったんだ・・・寝る前に返信はしなくては・・・Zzz」

 

・・・人は睡魔の前には無力であった。

 

 

 

次の日

「寝てしまった!」と目を覚ましてすぐ叫び、焦って携帯に見る。

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3通目のメール

最悪だ・・・。山Pが頼ってくれたのに疑心暗鬼にさせてしまった・・・。

激務だったとか疲れていたとかなんてただの自分の言い訳だ。

恥ずかしい・・・。山P恥ずかしくなんかない!

恥ずかしいのは・・・俺の方だ・・・

 

恥ずかしさで頭がいっぱいなまま立ち尽くしていたらさらにメールが届いていた。

 

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4通目のメール

優しい男だ・・・。

疑心暗鬼な中で誰かわからない人の場合も考えて誰であってもいいようにケアするメールを送るなんて・・・

今は返信しても混乱させてしまうだけかもしれない。

直接謝罪しよう。

 

 

 

次の日

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ラストメール

朝目覚めるとあらためてしっかりとしたケアのメールがきた。

私と違ってマメな男である。

 

このメールを最後に山Pからのメールは途絶えた。

お前誰やねん!

山P舐めとんのか!

 

※良い子は絶対に返信しないように。