日本におけるカリスマを一番輩出している職業と言えば恐らく「美容師」である。
理由はよく呼ばれている気がするからだ。数字的な根拠はない。
なので、単純にカリスマになりたい人は美容師になるのが吉である。
カリスマ美容師の話は一度置いといて、カリスマになりたいと憧れる人間はいまだに多い。
ちなみに私はカリスマから影響を受けることはあるが、なりたいとは思っていない。
なれないというのがわかっているというのもあるが、なろうと思ってなったカリスマなんて息苦しくて仕方ないだろうからだ。
その代わりと言ったらなんだが、私はエキスパートになりたいという憧れを持っている。
凡人が目指せるハイエンドの一つがエキスパートだと思っている。
まぁ代わりのきかない人間になりたいという俗っぽい願望である。
短命
私の持論であるが、カリスマは短命である。
短命であるが故にカリスマでいられるとも思っている。
それは、晩年を汚すリスクが減るからだ。
他人の人生を生きているわけでないので、カリスマにとっては「余計なお世話だ!」って話であるが、カリスマに惹かれた人は自分の理想をカリスマに押し付ける人も多い。
それぞれ思い浮かべるカリスマは違うだろうが、短命であった人を思い浮かべる人が多いのではないだろうか。
死はドラマティックであり、センチメンタルである。
人の感情を大きく動かすのだ。
感情が動いて人々は口々にカリスマのエピソードを話し出し、やがて伝説のカリスマとなる。
本人がそれを望んでいたなら本望であろうが、きっともう少しだけ生きたかったのだと私は思うのだ。
美容師の方々へ
カリスマと呼ばれることの多い美容師の方々の不安を煽ってしまったかもしれない。
だが安心して欲しい。
単なる私の持論である。
思う存分カリスマと呼ばれるほどの技術を磨いて言って欲しい。
あと最後に一つだけお願いがあります。
誰がカリスマなのかわからないことが多いので、一言下さい。
「本日担当させて頂くカリスマです」って
これでもう安心。
よろしくお願いします。