「お酒飲めない人でも少しずつ飲むと、飲めるようになる」とか「飲むと強くなるよ」とか「身体の仕組み的に強くなることはないよ」とかお酒に関しての実しやかな噂や言い伝えが昔から蔓延っている。
結局どうなの?って結論を求めても様々な人の主観が混じり、恐らく一生結論が出ないだろう。
そんな議論に一石を投じるわけでもなんでもないが、私の主観も示しておく。
結論から言おう。
「お酒を飲まなくなると弱くなる」というのが、私の持論だ。
私は3年前にお酒をやめた。
そんな状態でつい最近甘酒を飲む機会があった。
ほんのちょっとの量である。
ほんのちょっとであるのだが、顔が紅くなり、頭がクラクラした。
私はお酒が全く飲めなかった人間ではない。
テキーラをショットで数杯飲んでも平気である。
だが、久々のアルコールに対して身体は過剰に反応していた。
「嘘だろ?お酒じゃなくて単純に体調が悪いだけかな?」と思いつつ、甘酒飲んだ直後だから原因は甘酒で明らか。
またある日のこと。
今度は、酒饅頭を食べる機会があった。
酔った。
これでもう完全に体調のせいに出来なくなった。
フラフラするし、体温が上がるし、顔が赤くなる。
こんな状態でビールを飲んだらどうなってしまうのだろう・・・と恐怖に駆られた。
お酒をやめたことで私は確実にアルコールに弱くなった。
もう一つ主観を投じる。
人間の身体は精神状態の影響を大きく受ける。
これは、お酒に関してもそうである。
私の言いたいことは、「油断すると酔う」ということだ。
家で一人や家族と飲むと異様に酔うのが早いことはないだろうか?
それは絶対に油断している。
他人が周りにいる状態だと人間は無意識に気を張っている。
「迷惑をかけてはいけない」「醜態を晒したくない」といった思考が働いているはずだ。
その状態ならよっぽどの量を飲まなければ、意識があやふやになることはない。
そんなわけでお酒に酔う酔わないは体調はもちろんであるが、気の持ちようでも大きく左右されるあやふやなものなのだ。
そのような摩訶不思議な人体の仕組みに対しての結論は出ることはないだろう。
正直どうでもいいしな。