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森羅万象のコラム

「半沢直樹 アルルカンと道化師」フェア精神の格好良さったらないね

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フェアに生きるってのはなかなか難しい。

組織に属していると尚更だ。

そんな現代だからか勧善懲悪の小説を見るとスカッとする。

現実で自分がそういうことをやりたいわけではない。

自分がやるんだったら辛いだけだ。

敵も多くなる。

他人、フィクションがそのような場面を打破するのを見るのが気持ちいいのだ。

半沢直樹は、もはやその代名詞になっている。

半沢直樹シリーズの「アルルカンと道化師」もその気持ち良さを味あわせてくれる。

 

 

「アルルカンと道化師」

舞台は大阪。

物語は半沢の取引先のM&Aを無理やり推し進めようとする銀行内勢力と半沢達との戦いが描かれている。

タイトルの「アルルカンと道化師」っていうのは作中に出てくる物語の核となる絵「アルルカンとピエロ」からきているのだろう。

この絵がどのように生まれてきたかということが解き明かされていくことで半沢直樹たちの運命が変わっていく。

 

時間がたっぷりある時に読むのをおすすめする

半沢直樹と言ったら「倍返し」

まさに利回りのいい銀行よろしく、きちんと「倍返し」してくれるという信頼がある。

そのため、物語を読み進めていくと「あぁ、早くこやつらを懲らしめてくれ、倍返ししてくれ」という気持ちでいっぱいになる。

なかなか途中で読むのをやめて「さて、また明日読もう」なんて気持ちにはなれない。

この本を買ったはいいが、読むのはしっかり一気に読めるぐらいの時間を確保する方が、精神衛生上良いだろう。

 

銀行の良心

半沢直樹だけがかっこいいわけでないのが、このシリーズの魅力だ。

今回私が惚れ込んだのは「銀行の良心」という二つ名を持つ人物。

めっちゃいい二つ名。「◯◯の良心」って言われたすぎる。

フェアなことって単純に見ると道理としては当たり前なんだけど、他人が絡むことでこの単純なことが人間の世界だととても難しいこととなっている。

フィクションでもそのフェア精神がぶれないという人物はやはり魅力的。

この人のスピンオフ作品とか見てみたいわ。

 

世渡り下手な半沢直樹

出世にそこまで興味がないからだろうが、組織的な生き方は半沢直樹は下手だ。

いかんせん実力と誠実さのパラメーターがマックスだから勝手に味方が増え、敵を投げ倒してのし上がっていく。

半沢直樹のようにはなれないが、自分の能力を自覚して活かしながらフェアに生きることが組織で生きていくためには重要なのだなとは考えさせられた。

娯楽としてはもちろん、自分の組織での生き方を見つめ直すにも一読するのはおすすめです。